2024年 宮地版防除暦
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2021年 宮地版防除暦
農薬販売ペ-ジの開設が遅れています。少しお待ちください。
2021年度宮地版防除暦が出来ています。(希望される方はお分けします)
今年から毎月、次の月の防除暦を掲載し、掲載している農薬を特別価格で
販売いたします。条件に付きましては、もうすぐ開設予定の農薬販売ページを
ご覧くださいますようお願い申し上げます。
2020温州みかん防除暦 宮地薬品版
Ⅰ.4~5月中旬までの防除
①4月
◇そうか病(芽が1~1.5cmになった時)
デランF 1000倍 ストロビーDF 3000倍
◇ハダニ
ハ-ベストオイル 100倍
②5月上旬
◇訪花害虫(1~3分咲き)
オリオン水和 1000倍 キラップJ水和 4000倍
モスピラン顆粒水和剤 2000倍
◇そうか、灰色かび病
ストロビーDF 2000倍
③5月中旬
◇訪花害虫(8分~満開期)
オリオン水和、キラップJ水和
◇そうか、灰色かび病
ナティ-ボF 1500倍 ナリアWDG 2000倍
◇灰色かび病
スイッチ顆粒水和 2000倍
Ⅰ. 2月の防除と農薬
かいよう病の防除時期です。
従来は土佐文旦の防除は発芽前後でしたが近年の温暖化により
菌の活動の時期が早まっています。2月中旬~下旬の散布をおすすめします。
ICボルド- 40倍
Ⅱ.肥料
当店オリジナル肥料「まるみやみかん有機」
97%有機。魚粉50%以上含有。
Ⅲ.その他
微生物資材。センチュウ捕食菌入り。
露地オクラにおすすめ。
Ⅰ.1月の防除
カイガラムシ防除の絶好の時期です。
1月中旬頃までに散布して下さい。
2月下旬~3月(発芽前まで)に80倍で散布可能ですが
ICボルド-との散布間隔の問題があるため、お薦めしましません。
(ICボルド-の散布予定のない場合はOK)
◇マシン油乳剤95% 40倍
◇ハ-ベストオイル 60倍 (樹勢の弱い樹に)
Ⅱ.肥料(1~2月)
◇堆肥 ハチキン (12kg)
◇苦土石灰入り土壌改良材 ハイスタ- (15kg)
◇堆肥入り苦土石灰 ヒュ-ライム (20kg)
12月の防除
11月12月は収穫の時期です。貯蔵病害の薬剤散布をします。
収穫後、10日~14日(雨に合わせた方が良い)たってから
マシン油を。(カイガラムシ対策)
①貯蔵病害
②マシン油
10月の防除
9月は雨の日が多く黒点病の防除に悩まれた農家が多かったようです。
極早生温州みかんの収穫が始まったので、貯蔵病害の防除も兼ねて、
本年9月に新規登録になった「ナティ-ボフロアブル」をおすすめします。
なお黒点病は気温20℃以上から発生するのでまだまだ防除が必要と
思われます。
また、今年は「ヤガ」が多いようです。「ハナアザミウマ」の防除を兼ねて
「テルスタ-水和剤」または「テルスタ-フロアブル」の散布を。
◇ナティ-ボ フロアブル
◇テルスター水和剤
◇テルスターフロアブル
◇アリエッティ水和剤
褐色腐敗病の特効薬。
症状が出たら400倍で。
◇ランマンフロアブル
褐色腐敗病の予防薬。
症状が出たら「アリエッティ」を。
8月下旬から9月の防除
①ミカンハダニ、サビダニ
◇ダニゲッタ-フロアブル
極早生温州への3種混用は避ける。
(薬害の事例あり。テルスター+ジマンダイセン)
◇ダニコングフロアブル
今あるダニ剤の中で切り札的薬剤。
②カメムシ(チャノキイロアザミウマ兼用)
◇テルスター水和剤
◇テルスターフロアブル
水和剤より成分量が多い
◇アルバリン顆粒水和剤
雨で残効が落ちる説あり。
③黒点病
◇ジマンダイセン水和剤
果実中心でなく樹全体に散布する。
400倍散布は褐色腐敗病に降雨200mmまで
黒点病には300mmまで残効有り。
④褐色腐敗病
◇アリエッティ水和剤
着色初期の高温時散布は避ける。(日焼け症状の薬害)
また混用でも薬液溜まりに薬害の事例。
効果は抜群。
◇ランマンフロアブル
⑤とさわんコラボ
秋雨と気温が品質(糖度、浮皮)に影響を与える時期です。
アミノ酸とイノシン酸、ミネラル(カリ、マグネシウム、カルシウム)
がお役に立ちます。3回散布(農薬混用可)で。
かんきつ8月の防除
オリオン水和剤
残効は少し短いですが、スリップス、カイガラムシ
をはじめ、この時期のほとんどの害虫に効きます。
キラップフロアブル
カメムシ、アブラムシ、スリップス
着色期以降は果実に薬害の恐れ。
ジマンダイセン水和剤
黒点病に。みかんの肌のきめが細かくなります。
使用回数通り(4回)必ず使いましょう。
エムダイファ-水和剤
黒点病に。雨が少ない時におすすめします。
暑く厳しい時期ですがこの時期のスリップスの防除を
怠ると果頂部が汚れます。
かんきつ7月の防除
スタ-マイトプラスフロアブル
ダニ剤。昨年発売されました。
スタ-マイトにサンマイトを加え、
サビダニ、チャノホコリダニへの効果を強化しています。
ダニゲッタ-フロアブル
ダニ剤。昨年発売されました。
ダニエモンの親分。成虫に効果なし。
サビダニ、チャノホコリダニに。
コテツフロアブル
全種類のスリップスとサビダニ、チャノホコリダニ、
アゲハ幼虫、ヨモギエダシャクに。
ハチハチフロアブル
全種類のスリップスとサビダニ、チャノホコリダニ、
カネタタキ、カミキリムシ、コナジラミ、(アブラムシ)
に。
コルト顆粒水和剤
カイガラムシ類、アブラムシ、
コナジラミ、チャノキイロアザミウマに。
カイガラムシ類に効果あり。おすすめします。
モスピラン顆粒水溶剤
アザミウマ類、カミキリムシ、ミカンハモグリガ等に
効果がありますが、この時期はロウムシ
(ツノロウ、ルビ-)退治に。7月10日頃~20日頃。
ジマンダイセン水和剤
黒点病に。この時期はこれをおすすめします。
害虫 | 農 薬 名 | 農 薬 名 |
ハダニ | ダニゲッタ- | スタ-マイトプラス |
スリップス | コテツ | ハチハチ |
カイガラ | コルト | モスピラン |
◇スリップスとカイガラムシの防除は必須です。薬剤の選択は園の状態によって、決めましょう。ジマンダイセンとの3種混用はいずれの薬剤もOKです。ただし、日中高温時は避けてください。
◇当店では、混用は3種までとしています。 ダニ剤を散布するときは、単用でやるか、スリップス剤、カイガラムシ剤のどちらかを選ぶことになります。
冬の病害虫にご用心!
- 最近の気候の温暖化と一部薬剤の効力の低下から、カイガラムシが多くなっています。
- 樹の樹勢を弱め、ひどい時は枯れてしまいます。
- マシン油乳剤、石灰硫黄合剤の冬期の散布をおすすめします。
- 落葉樹、常緑樹ともに休眠状態にあるので、高い濃度で両剤の散布が可能です。
- 殺菌効果ももちろん大きくなります。
病害虫名 | 樹 | マシン油乳剤 | 石灰硫黄合剤 |
カイガラムシ類、ハダニ、越冬病害虫 | 柑橘類 | 40倍 | |
落葉果樹 | 20倍 | 7倍 | |
常緑樹 | 40倍 | 30倍 | |
落葉樹 | 20倍 | 20倍 |
※ 常緑樹 ⇨ さつき、ツツジなど ※ 落葉樹 ⇨ バラ、さくらなど
■注意すること(重要!)
- マシン油乳剤 樹勢の弱った樹には倍数を薄めるか散布を控えましょう。
松には散布をおすすめしません
- 石灰硫黄合剤 樹勢の弱った樹には散布を控えましょう。
- マシン油乳剤と石灰硫黄合剤との散布間隔は1ヶ月以上開けて下さい。
■その他
- 使用前に、ラベルの使用上の注意を必ず読むようにしましょう。
(例えば石灰硫黄合剤使用上の注意には自動車、壁などの塗装面、
大理石、御影石等に散布液がかかると変色する恐れがあるので
かからないように注意してください)と書いてあります。
●石灰硫黄合剤は有機JAS規格適合資材です。
園芸に関する、困ったことや、わからないこと、どんなことでもまず
駿ちゃんにご相談くださいね!